映画「DC がんばれ!スーパーペット」の感想(ネタバレあり)・レビュー・評価・あらすじ・動画配信まとめです。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。
上映日 | 2022年8月26日 |
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製作国 | アメリカ |
ジャンル | アクション |
監督 | ジャレド・スターン |
脚本 | – |
キャスト | キアヌ・リーヴス、ジョン・クラシンスキー、ドウェイン・ジョンソン、ケヴィン・ハート、etc. |
上映時間 | 105分 |
あらすじ
可愛いペットたちが、突然スーパーパワーを手に入れたら…!?
突然スーパーパワーを手に入れたペットたちが、大好きな親友と仲間を救い出すため、世界征服をもくろむ最強の敵に立ち向かう!
思わず応援したくなる、ちょっとドジで可愛いキャラクターたちが大奮闘!
それぞれの事情を持つ一筋縄ではいかない訳アリのペットたち―――果たして自分の力と仲間を信じてチーム一丸となれるのか?!
いざ勇気を出して大冒険に飛び出そう!
映画「DC がんばれ!スーパーペット」予告編
感想(ネタバレあり)
え、あの犬が主役?!
この映画の主役は、なんとスーパーマンの相棒である犬のクリプト!
彼の視点から物語が描かれるんですが、これがもう、人間関係ならぬ”犬間関係”のリアルを突きつけられるようで、思わず共感しちゃいました。
スーパーマンがロイス・レインと恋仲になることで、クリプトは「あれ?僕って必要とされてる?」って不安になるんです。
今まで一心同体だった相棒が、自分以外の存在に夢中になる…これって、ペットを飼っている人なら「あるある!」って膝を叩きたくなるような感情ですよね。
嫉妬や寂しさ、そしてちょっとした拗ねた態度が、犬の仕草を通してコミカルに描かれていて、序盤から心を掴まれました。
スーパーペットたちが可愛すぎる!
物語が動き出すのは、スーパーマンを含むジャスティス・リーグのメンバーが、悪のモルモット・ルルによって捕らえられてしまうところから。
残されたクリプトは、ひょんなことからスーパーパワーを手に入れた動物たちと協力して、仲間を助け出すことに!
このスーパーパワーを手に入れた動物たちが、もう個性豊かで最高なんです。
みんなそれぞれコンプレックスを抱えていたり、ちょっとドジだったりするんですが、それがまた魅力なんです。
最初はお互い衝突しながらも、だんだん絆を深めていく姿は、王道の冒険物語だけど、動物たちが主役だからこそ新鮮に見えました。
悪役ルルの狂気と過去にゾクゾク…
そしてこの映画、意外なダークホースが、悪役のモルモット・ルルです!
彼女は元々レックス・ルーサーの実験動物だったんですが、彼に捨てられた過去を持つんですよね。
その恨みと、レックス・ルーサーへの歪んだ愛情が入り混じって、とんでもない悪役になっていくんです。
彼女の狂気じみた計画や、ジャスティス・リーグを次々と捕まえる手腕には、正直「お見事!」と拍手を送りたくなりました(笑)。
しかも、ルルもスーパーパワーを持つ動物たちと同じように、レックス・ルーサーの実験でパワーを得たという共通点があるのも面白いところ。
ただの悪役で終わらない、彼女の背景にも少し同情してしまいました。
笑いあり、感動あり!
全体的にコメディ要素満載で、子供から大人まで楽しめる作品なんですが、私、実は終盤でまさかの号泣をしてしまいました。
それは、クリプトとエースの関係性です。
最初はいがみ合っていた二人ですが、スーパーマンを救うために協力し、お互いを理解していく中で、かけがえのない絆が生まれていくんです。
特に、クライマックスでエースがクリプトをかばうシーンや、その後の二人のやり取りには、涙腺が崩壊しました。
ペットを飼っている方なら、自分の相棒と重ね合わせて、より一層感動するんじゃないでしょうか。
命を預かり、家族として迎え入れることの意味を、改めて考えさせられました。
総評・まとめ
「DC がんばれ!スーパーペット」は、DCユニバースの知識がなくても、動物好きなら誰でも楽しめる、最高のエンターテイメント作品でした!
スーパーパワーを持つ動物たちが、それぞれの個性を活かして奮闘する姿は、笑いと感動の連続。特に、クリプトとエースの関係性の変化には胸を打たれます。
私も、また彼らの活躍が見たいなぁと思ってしまいました。