映画「イルマーレ」の感想(ネタバレあり)・レビュー・評価・あらすじ・動画配信まとめです。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。
上映日 | 2006年9月23日 |
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製作国 | アメリカ |
ジャンル | ファンタジー、ロマンス |
監督 | アレハンドロ・アグレスティ |
脚本 | デヴィッド・オーバーン |
キャスト | キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロック、クリストファー・プラマー、etc. |
上映時間 | 98分 |
あらすじ
湖岸の一軒家から引っ越すことになったケイトは、新しい家の主に郵便の転送を頼む手紙をポストに残す。
そしてこの家に引っ越してきた建築家のアレックスはケイトの手紙を発見するが、二人の住む世界にはなぜか2年の隔たりがあるようで…。
映画「イルマーレ」予告編
感想(ネタバレあり)
ロマンチックすぎるタイムラグ恋愛
まず、この「時差のある恋愛」っていう設定が最高にロマンチックですよね!
普通の恋愛だと、会いたい時に会って、話したい時に話すのが当たり前だけど、この二人はそれができない。
だからこそ、一通一通の手紙に込められた想いの重みとか、相手を想像する時間とかが、より一層二人の絆を深めていくんですよね。
特に印象的だったのは、アレックスがケイトの未来のために、事故に遭う犬を助けたり、昔の思い出の木を大切にしたりするシーン。
直接は何もできないけれど、相手を想って行動する姿に、胸が締め付けられました。
やっぱりこの二人は最強
そして、なんと言ってもキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの再共演!
「スピード」の時とはまた違った、大人で落ち着いた雰囲気が最高でした。
キアヌ演じるアレックスは、ちょっと不器用だけど真っ直ぐで優しい青年。
サンドラ演じるケイトは、自立したキャリアウーマンだけど、どこか繊細で寂しがり屋な一面もあって。
二人の空気感がすごく自然で、本当に愛し合っているように見えました。
特に、直接会えないもどかしさとか、それでも募っていく想いとかを、表情や声のトーンで繊細に表現しているのが流石だなと。
ラストの展開に号泣必至
そして、最大のヤマ場はラストですよね!
ケイトは、未来でアレックスが事故死することを知ってしまいます。
そして、その事故が起こる日、過去のアレックスに「公園で待っていて」と手紙を送るんです。
もしアレックスが公園に来なければ、それは彼が事故に遭ってしまったということ。
もし来てくれたら…!
このシーン、もう本当に心臓バクバクでした。
ケイトが事故現場に向かってアレックスの名前を叫ぶんだけど、そこに彼の姿はなくて。
絶望するケイト。
でも、そこに一台のタクシーが止まって…降りてきたのが、約束の日にちゃんと公園で待っていてくれたアレックスだった時、もう涙腺崩壊でした!
「あなたはなぜここに来たの?」と問いかけるケイトに、「ずっと待っていたんだ」と答えるアレックス。
このセリフがもう、たまらないですよね!
時空を超えて繋がっていた二人が、ついに同じ時間、同じ場所で出会えた瞬間の感動は、何度観ても胸が熱くなります。
総評・まとめ
「イルマーレ」は、単なるSFラブストーリーではありません。
会えないからこそ深まる愛、時間を超えても色褪せない想い、そして運命の出会いの奇跡を教えてくれる、本当に温かくて切ない映画です。
もしかしたら、この世界には、私たちが出会うべき「運命の人」が、まだ別の時間軸にいるのかもしれない…なんて、ちょっとロマンチックな妄想をしてしまうような、そんな素敵な作品でした。
まだ観ていない方は、ぜひ一度観てみてください!
そして、観たことのある方は、もう一度あの感動を味わってみてはいかがでしょうか?